小ネタ用

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[ 呼ばれてるのは別人ですが。 ]
+各地武将
ようやくキャラ設定が完成したので、試作品を。
西海の鬼さんを交えて。
……好き勝手ご都合設定ですいません(汗)



「よう、邪魔するぜィ」
ドカドカと足音を立てながら、長曾我部元親が伊達の城を訪れた。
「あれ、『西海の鬼』じゃん、どうしたんだ?」
城の廊下を奥へと進む途中に、その前を書類を抱えた鬼庭綱元と成実が
偶然通りかかった。
既に何度か元親がこの城を訪れているので伊達軍とは知った仲であるし、
何かと美味しい食材などを持って訪れてくれるので、とても歓迎されている。
特に成実とは気が合うらしく、今や酒を酌み交わす仲であったりする。
「おうアンタ等か、ちょうど良かった。実はちょいと聞きてェ事があるんだが……」
「何でしょうか?」「?」
「この伊達にも『鬼』がいるって聞いたもんでな?どんな奴か知りたくってよ。
 あわよくば同じ鬼を名乗る者として戦ってみてェと思ったんだが」
「鬼…?」
聞き慣れぬ質問に、2人は顔を合わせて首を傾げる。
何でまたそんな話を?と問う成実に、元親は経緯を語り出した。

とある港町に船を停泊中、前田慶次と出会い酒を酌み交わした。
(「貴方達はそればっかりですか」と綱元がツッコミを入れるが、無視の方向で)
盛り上がり、互いがそれなりに出来上がってきた頃、慶次がこんな事を言ってきた。
「そうだ…なあ元親、知ってるかい?奥州の龍の側にも、鬼がいるんだぜ!」
「ほう、そいつぁ興味深ェ話だな。どんな奴だい」
元親の声音が幾分低くなった事に気付く様子もなく、慶次は話を続ける。
「それがスッゲエ怖い奴でさ!!俺だけじゃなく、
 さすがの独眼龍も震え上がる程なんだよ!」
「キー!!」
思い出してもゾッとしたのか、夢吉と共に自らの肩を抱いて震える様子を見て、
慶次にここまで言わせるとはただものではないと判断し、
確かめるべく早速奥州へとやってきたのだそうだ。

「前田の風来坊め…また厄介な事を……」
深い溜め息と共に、ここにはいないトラブルメーカーに恨みのこもった呟きを
洩らす綱元の横で、成実は腕を組んで考え込んでいた。
「鬼……ねえ」
「心当たりはねェか?」
身を乗り出してくる元親に、2人は困ったという表情を浮かべる。
「まあ、心当りがなくはない……が」
「………だよなあ……」
「おっ、知ってんのか!!是非会わせちゃくんねェか?」
何やら言葉を濁すのが気になるところではあるが、知っているらしい2人に頼み込む。
「…どうしよっか、綱元」
「ここのところアイツも鬱憤が溜まっているだろうし、
 息抜きとしてイイんじゃないか?」
元親に背を向けてヒソヒソと相談をすると、クルリと向き直る。
「ともかくは我が殿に会ってやって下さい。話はそれからで」


「Hey!久し振りだな、西海の鬼!!」
「アンタも元気そうで何よりだぜ、独眼龍」
2人に案内されるまま、城主である政宗の部屋へと通された。
そこには若干疲れた様子の政宗が、久々に会えた友人に嬉しそうな表情を浮かべる。
ここへ通されたからには、『鬼』と呼ばれる人物もいるのかと思ったのだが、
どうやらそうではないらしい。
「Ah?何キョロキョロしてんだ」
「いや、鬼に会えるって聞いてきたんだけどよ…」
「Ogre?それはアンタだろ」
政宗も聞き覚えのない言葉らしく、不思議そうに首を傾げている。
どういう事だと元親も首を傾げながら、先程ここへ入る直前に綱元から言われた事を
実行すべく、とりあえず立ち上がる。
「?どうした?」
「いや、鬼に会う為には、お前さんを抱き締めろって言われたんだが」
「はあ?何だそりゃ」
「俺にもよくわかんねェんだけどよ?ちょっと手伝っちゃくんねェか」
「…………???まあ、そういう事なら」
お互いで首を傾げつつ、とりあえず元親が政宗を抱き締める。

「政宗様、お呼びですか」

そこへ、何とも絶妙なタイミングで小十郎が部屋へとやってきた。
「ここ、小十郎!?」
失礼します、と声を掛けて部屋に入って来ようとする小十郎に、
今の状態を見られては困ると政宗が元親の腕の中で暴れる。
「ちょっ、いい加減離せって」
「しかしだなァ」
元親としてはどうしても鬼と呼ばれる人物に会いたいので、政宗の頼みは聞けない。
小十郎ならば知っているだろうか?と思いつつそのままの姿勢でいると、
何故か背中がゾッと粟立ち、冷たい汗が流れた。
「…?」
振り返ると、そこには呆然とした様子でこちらを眺める小十郎がいる。
…………いるのだが、その纏う気配が尋常ならざる殺気に溢れていた。
「ッ!?」
「こじゅ、ろッ」
未だジタバタと元親の腕から逃れようともがき、小十郎に助けを求める政宗、
そしてそれを抱き締めている元親。
……端から見ればどう見えるかなど一目瞭然で。
ここへ導いた2人の態度と、部屋の前から去る時の表情の意味を、
この瞬間に悟ったが事既に遅し。
「…………何してやがんだ…テメェ」
パリパリと雷をその身から放出しつつ、地獄の底から響くようなドスの利いた声と、
背後に鬼でも見えそうなドス黒いオーラを纏って凄まれれば、
さすがの西海の鬼でも身を震わせる他ない。

確かに奥州にも『鬼』はいた。
しかし、この鬼にだけは心底関わり合いたくない。

雷光に包まれながら、元親はしみじみと思うのだった。

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『鬼の小十郎』って呼ばれてるんで書いてみました(笑)
……実際は小十郎の息子の事なんですけどもね?
政宗様に害をなす輩は極殺モードでブッ血KILL!!な小十郎を書きたかったのでv
すいません、ただのとばっちりですね、元親……orz
そもそも悪いのは慶次ですけど、こういうハタ迷惑な人ってイメージなので(笑)

2012-05-16 (水) 01:28 

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